進行性格上麻痺(父の生涯3)

その他

2017年入院。大きい病院だと長くは入院出来なくて施設に入るか長く入院させて貰える病院をさがすか悩み、父はあいにく特定疾患の手つづきをしていた為、長く入院させて貰える病院がみつかりました。病院にいると、安心ではあるけれど体力も落ちてくるし、家に帰りたいって言われたら帰らしてあげたい。日帰りの許可がでて、家に帰ると嬉しそうで、病院には戻りたくない。その気持ちはわかる。先生に迎えに来てもらうこともあった。ある時、日帰りの許可が出て、家に帰った時、歩くのもやっとで、しんどいなと父は感じたのだろう。自分から病院に戻ると言った。何だか、私はさみしく感じた。いつもは帰りたくないと言っていたのに。父の体力が弱ってきてるのかなと思った。

入院して1年半、誤嚥性肺炎になり、口から食事が取れなくなった。たんが絡むと良くないのでひんぱんにとってもらって酸素マスクをし危険な状態の日々もあった。もう、家には連れて帰ってあげられないな。父がさみしい思いをしないように出来るだけ面会に行った。帰るときには、もっといて欲しいと言う。いて上げたい。けど仕事終わりで面会に行き面会時間が決まっていたので、また来るねと言い帰る。その繰り返しだったけど、コロナ禍になり、面会謝絶になった。

携帯を持たせていたので、私に電話かけてくれるけど父は言葉が話せなくなっていたので、私は聞こえる?と声をかけ、私の声を聞いて父は『あ あ あ 』と反応してくれた。病院に電話して、父は元気ですですか?と状況を聞き、面会できる日が来たら、半年ぶりに父に会うのに、父が痩せてたりしたらどうしようと気になりながら面会に行く。一か月前までは面会に行けてたのに、またすぐ面会謝絶。その繰り返しだった。父はどれだけさみしかっただろう。

父がなくなって少し落ち着いた頃に、家の方付けをした。探していた進行性格上麻痺の資料が出てきた。

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